いつも想っているよ
元気でやってるか
ちゃんと食べているか
悲しいことは無いか
今日もお前に 笑顔はあるかと
かくれんぼ
…馬鹿だなぁ、そんなことしたら お前は
お前でなくなってしまうのに
それでも
ほんの一瞬 願ってしまうのは ――
感情を押し込めて、いない者のように
陽の当たらない隅で静かに静かに生きてきた
やさしい子
べっこうあめのあの子 はっかパイプのあの子に
綿菓子色の夕焼け
金魚すくいの穴あき網
はずればかりのくじの紙切れ 横目でにらんで鈴を振る
神様今日はお留守ですか?
「会いたかった」
「もう会えないと思ってた」